【福岡県版】福岡県における相続税申告の状況

相続税の申告件数は増加傾向にあります。これは平成27年に相続税法が改正され、相続税の基礎控除額が4割減となったことが大きな原因と考えられています。

今回は、福岡県における相続税の申告状況についてまとめてみたいと思います。

 

福岡県の状況

下表では、福岡国税局の管内の相続税申告に関する統計数字を記載しています。

亡くなられた数については、平成27年以降、一貫して増加傾向にあり、それに連動して被相続人の数も増加していることがわかります。

課税割合については、相続税法の改正前(平成26年以前)の課税割合が2.2%~2.4%で推移していたことを考えると、法改正によって相続税対象者が大幅に増加したことがわかります。また、亡くなられた方も将来的に増えてくると考えられるため、被相続人の数も増加していくことが予想されます。

 

平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
亡くなられた方 76,816人 77,802人 80,019人 81,135人
被相続人(相続税の課税対象) 3,540人 3,677人 4,011人 4,134人
課税割合 4.6% 4.7% 5.0% 5.1%
課税価格 約4,774億 約4,897億 約5,127億 約5,106億円
被相続人一人あたり 1億3,487万円 1億3,320万円 1億2,784万円 1億2352万円

相続税課税割合

【出典】福岡国税局による発表資料

 

相続税申告件数は増加傾向

福岡県の相続申告件数については、上述の統計情報から増加する傾向にあることは明らかです。

今後も亡くなられる方も多くなってくることから、福岡国税局管内にとどまらず、全国的にも相続税申告の数は増え続けると予想されます。

これまで相続税申告はお金持ちだけの話だと思われていた方もいらっしゃたかと思いますが、上記統計情報に基づく分析から、他人事では済まされない時代となってきたと考えられます。

 

福岡の相続税申告でお困りでしたら

福岡県内で相続税申告の必要がある方で税理士をお探しでしたら、お気軽に当事務所の相続税申告相談室にご相談ください。

 

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